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2011年3月 9日 (水)

【音楽】サントリーホールの室内楽演奏会が放課後に。

こんばんは。

アフタースクール5号です。

さてさて本日は、クラシックの聖地である
サントリーホールさんご協力の
室内楽演奏会を行ってまいりました!


普段演奏家の方達はサントリーホールをはじめ、
コンサートホールにてお客さんに対して演奏するのが一般的。

しかし今回、
お客さんではなく演奏家が学校へと出向いて
コンサートを行うというスタイル。

いわゆるアウトリーチというスタイルに
はじめてチャレンジいたしました。

今回こうした企画にご協力いただくのは、
サントリーホールが昨年10月に結成した「室内楽アカデミー」の皆様。

今回は世田谷区の小学校で、
小学1年生から3年生16名を対象に開催していただきました!


本日の先生はピアノとヴァイオリンの2重奏。
ピアノは竹花さん、ヴァイオリンが花田さん。


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偶然お二方とも名前に「花」が付きます!
まさに春らしいお名前。

そして本日のプログラムテーマも「春」


早速ヴィヴァルディの「四季」から春、第1楽章を
演奏していただきました。

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そこで黒板にある文章を見ると、
「私にとって春の音とは、○○○○です。それは☆☆☆☆の音です。」

「演奏している間に、ぜひ考えておいてくださいね」と、
先生から課題が提示されました!

Dsc09399

子どもたちは、曲を聴いている間にこの空欄部分を考えるのです。
こうすることで、”聞いている”ではなく、
子どもたちが”聴く”スタイルになるのです!


それから誰もが知る作曲家ベートーベンの曲。

「春」

「「運命」のイメージがあるベートーベンですが、
こんなやさしい曲も書くんですよ」と先生から。


次に、誰もが知っている日本の名曲、「さくら」をもとに書いた
カバレフスキーの変奏曲「さくら」。


こんな身近に演奏家さんがいて、
一級品の音楽を聴けるとは、贅沢です。
これが室内楽と呼ばれる少人数コンサートの素晴らしさ。

Dsc09392


さてさてそれから、みんなでピアノのまわりに集まり、
ピアノという楽器の仕組みを学びます。


Dsc09402

ピアノからどうやって音が出ているか、
こんな風に蓋の中をじろじろ見る機会って、
そういえばなかったな、と昔を思い出します。

Dsc09406


「ピアノの鍵盤はいくつあるでしょうか?」

さて皆さん分かりますでしょうか?

50くらいかな、なんて思っていたら、女の子が「82!」と回答。

惜しい!正解は88鍵あるのです。

蓋を開けた状態でみんなで中を覗き込み、
一斉に「あーーー!!」と叫ぶと。。。

叫び終わってもしばらく
音が反響して「あーーー!」と声が鳴り止みません。


Dsc09407


これはピアノの弦と響板が、
子どもたちの叫びによって振動しているため。


それでは好きな場所で曲を聴いてみましょう♪

すると、椅子に座って聴く子や、ピアノのまわりにいる子、
またこんな風に先生の隣に座って聴く子も。

Dsc09411

楽器ってこんな風にできているんだ、
音ってこの場所だとこんな風に聴こえるんだ、と
子どもたちにとっては”音”に対する新たな発見があります。

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それからヴァイオリンのお勉強も。

「このヴァイオリン、こんなに小さいのに、
ピアノに負けないくらいの大きな音が出ます。」

花田さんがその謎を解説!

まずヴァイオリンの弓。
さてさて問題です。
ヴァイオリンの弓、こちら何でできているか知ってますか?

こちら実は、馬のしっぽでできているのです。

子どもたちは「えーーーかわいそう」ですって。
私も知りませんでした。。。

それからヴァイオリン本体。
響きの謎はヴァイオリンの構造に隠されているそう。


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音がよく響くように、ヴァイオリンに空洞ができており、
中で共鳴する仕組みになっているのです。


最後に、最初に提示した課題をチェック。

ある男の子は、
「私にとって春の音とは、”やさしいかぜのおと”です。
それは”ちょっとさむいかんじ”の音です。」と発表。


どうしても音楽の授業というと、
音楽の鑑賞など受け身なスタイルが多いですよね。
こうしてあるテーマを与えて、
そのテーマに対し感じたこと、考えたことをアウトプットすると、
子どもたちも音楽に対し能動的な姿勢を持つことができるのでは、
としみじみ感じておりました。


最後はクライスラーのシンコペーションという曲で、
さわやかな気分になって本日のプログラムが終了!

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今回のアウトリーチは、
クラシックに馴染みのない子に音楽の楽しさを伝えること、
また演奏家さんにとっても自分の演奏を
どうやったら聴いてもらえるのかを考えるきっかけとすること、
2つの目的があります。


「今回の経験によって一生、
音楽に興味がなくなってしまう子がいるかもしれない」
と大変な覚悟で準備してくださったサントリーホールの蓑口さん。


子どもたちにその熱い想いは、確実に伝わっていると思います!

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どうしても少し距離を感じてしまうクラシック音楽。

しかし今回のプログラムのように、
・プロの演奏家を間近で見ながら音楽を聴くこと
・楽器の構造や音の性質を、実物を見ながら学ぶこと
によって、”音”をよりリアルに子どもたちに表現することで、
子どもたちもクラシックをずっと身近に
感じられるのだと思いました。

花田さん、竹花さん、
そして蓑口さん、本日はありがとうございました!


来週も3回お世話になります!

引き続きお楽しみに!

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