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2011年5月

2011年5月31日 (火)

【学び】子ども裁判、開廷。

こんばんは。

アフタースクール5号です。

こちらは中野区にある新渡戸文化小学校。

こちらの小学校では、
4月から新渡戸文化アフタースクールを立ち上げ、
放課後NPOがそのプログラム運営を任されています。

http://www.nitobebunka.ac.jp/afterschool/as_index.php

ここで先週、弁護士さんによる
裁判プログラムを実施いたしました!

先生になってくださったのは、
弁護士の岡田氏と佐藤氏。

実際に有罪にも無罪にもなりうるテーマを設定し、
子どもたちが裁判官、弁護士、検察官に分かれ、
それぞれ議論を闘わせます。

実際に子どもたちが裁判に登場します。

はなこさんという女の子が旅行に行っている間、
彼女のWiiが盗まれてしまうのです。

まさにWiiが盗まれたその時間に、
現場をたまたまある男(けんくん)が見ていたのです。

そうした経緯で、
はなこさんと仲の良かったたろうくんが犯人に疑われてしまい。。。

さてさて、裁判はどうなることやら。。。

Photo

早速裁判が開廷!

まずは目撃者のけんくんが登場し、
検察官から質問が飛びます。

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「事件当日、あなたは何を見たのですか?」
→「たろうくんに似た男が袋を持っていたのを見ました。」

「現場を見たのは何時頃でしたか?」
→「夜の8時頃だったと思います。」

「なんで現場を見たのですか?」
→「たまたまお風呂上りに外を見ました。」

裁判官はもちろん、
たろうくんが犯人であることを証明しなくてはなりません。

次に、対する弁護士から質問が。

弁護士は反対に、
たろうくんを守らなくてはなりません。

裁判官からも質問が。

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「どうしてたろうくんだと思ったのですか?」
→「なんとなく似ていると思ったからです。」

「その男が手に持っていたのは本当にWiiでしたか?」
→「なんだか袋に入っていたのであまりよくわかりません。」

質問によって
たろうくんを守る情報を集めるのは非常に難しい。。。

そうこうしているうちに、
今度は被疑者であるたろうくんの尋問タイム。

裁判官からも質問が。

「事件当日、あなたはどこにいましたか?」
→「家でテレビを見ていました。」

「誰かそれを証明できる人はいますか?」
→「一人で見ていたので誰もいません。」


「どうやってWiiを盗んだんですか?」
→「いや、盗んでません!」

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率直(?)すぎる質問が裁判官から。

どうやらたろうくんを犯人だと疑っているようですが、
「裁判官は平等でなくてはなりません!」と岡田氏。

すると今後は弁護士から質問。

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「たろうくんはWiiは持っているんですか?」
→「はい、持っています。買いました。」

「Wiiはいつ買ったんですか?」
→「年始にお年玉で買いました。」

「それでは家にはWiiの箱はありますか?」
→「あります。」

プログラム内容も、
有罪にも無罪にもなりうるように、
それぞれに有用な情報がいくつか隠されています。

最後は裁判官が集まって議論。

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そして・・・

「決まりました!たろうくんは・・・」

「有罪です!」

「やったーーーー!」(検察官)
「えーーーーー!」(弁護士)

「たろうくんに似た男が怪しい袋を持って、
あわてて逃げていたことから、
犯人はたろうくんと考えます!

よって、たろうくんは有罪です!」


勝った検察官は嬉しそう。
敗れた弁護士側は悔しそうな様子。

そうして最後に先生からメッセージ。

「みなさんが普段学校で
勉強しているのは、正解を問う問題です。
しかし大人になって世の中に出てみると、
正解がないことがたくさんあります。
そんな時は自分たちで考えて、
納得した方向こそが答えなんですよ」

正解だけを追い求める子ではなく、
考えるプロセスを大切にしてほしい、
そんなことを改めて感じるとともに、
それは小学生に限らず全ての人に共通する
たった一つの正解なのかもしれません。

岡田先生、佐藤先生、ありがとうございました!

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2011年5月30日 (月)

『学びの未来を語る』に参加してまいりました!@東京大学福武ホール

こんばんは。

アフタースクール5号です。

雨がしとしと降る本日、
東京大学福武ホールに、
パネラーとしてパネルディスカッションに参加してまいりました。

モチベーションメーカーさんと、
イノベーション探検隊さんの主催するトークイベント。

Mm

正確にはパネルブレスト、
と今回は定義していますように、
会場の皆さんと一緒に意見を集める時間を共有しました。
パネラーはモチベーションメーカー(http://www.motivation-maker.org/)の岩田さんと
Learning for all(http://www.learningforall.jp/)の松田さんとご一緒させていただきました。

本日のテーマは「学びの未来」

子どもたちをはじめ、
教師の姿や子どもたちに関わる
あらゆる人々の未来の姿をイメージして話は進みます。


・子どもの未来

・教師の未来

・子どもたちに関わる地域の未来


主に3つをベースに意見を交わし、
現れる私自身の1つの結論は、
大人が学びたがっているという事実と、
子どもも学びたがっているという事実を、
うまくマッチングさせる人や技術こそが
どんな場所であれ、必要になる、ということ。


人は学びたい欲求はあるのに、
ひとりでは学びきれない、
学びを支援する教師も
ひとりでは支援しきれない。


そこに現れる第3者、第4者が、
学びを促進する機能を持つのです。

そうした役割を担う団体になる必要性を、
今回改めて考えさせられました。


改めて自身の意味を見つめ直す、
本当に貴重な機会でした。


皆様ありがとうございました!

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2011年5月13日 (金)

【音楽】サントリーホールの室内楽演奏会第3弾

いつもご覧頂きありがとうございます。

アフタースクール11号です(*゚ー゚*)

雨降りで、少し肌寒い本日でしたが、子どもたちは元気いっぱい、
活発にプログラムに参加して下さいました。

前回に引き続き、本日は横浜市の小学校で、
3〜6年生を対象に室内楽体験をしてまいりました。

先生になってくださったのは、
クラシックの聖地サントリーホールの室内楽アカデミーから
ヴァイオリンの小林朋子先生、ピアノの今井彩子先生が来てくださいました。

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前回に続いて参加している子も多くおり、始まる前はとてもリラックスしています。

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先生が登場したらシャキーン!と良い姿勢になりました。
はじめは、エルガーの『愛のあいさつ』の演奏で音楽家のあいさつをして下さいました。
うっとり。

今回は、クラシック音楽の中でも、踊りの曲を用意してくださいました。

本日のプログラムのポイントは、演奏を聴きながら自分なりに情景を想像してみること。
そうはいっても難しいので、先生から貴重なヒントが!
①誰が?
②どこで?
③どんな服を着てる?
に注意して聴きましょう!ということでした。

1曲目はオーストリアのウィーン生まれ、クライスラーの『美しきロスマリン』。
「ロスマリンとはローズマリーのことでいい匂いがするんだよ」
想像は広がります。

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「この曲から、どんな場面が浮かびますか?」という先生の質問に
バレエを習っている女の子の
「宮殿でふりふりの服を着た王子様とお姫様が踊ってる感じ。」
という発言に先生たちは声をそろえて
「ドンピシャ!」
とおっしゃっていました。

その他にも、森にいそうという意見もありました。
子どもたちの豊かな想像力には、いつも驚かされてしまいます!

この曲は、ワルツ。三拍子の曲で舞い上がるような曲です。
バレエを習っている子たちは、くるみ割り人形もワルツと聞くと、ピンときた子もいたかな?

先生たちが王子様とお姫様のダンスを実際に少し踊って見せてくれました。

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続いては、ビゼーの『カルメン』。

オペラの主人公の女の人が男性を誘惑する話。
ちょっと難しい説明でしたが、気が強くてセクシーな動きを先生が実演!

納得!

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こちらは、小林先生のヴァイオリンの演奏に合わせてタンバリンを使って

フラメンコを踊る今井先生。

ビゼーはスペインの人。
スペインのイメージがわいてきたでしょうか?
情熱的な曲が多いですね!

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続いては『メヌエット』。ワルツと少し似ている3拍子の曲で、王子様とお姫様のダンス。
ワルツとの違いは、メヌエットの方がゆっくりなリズム。

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昔の人は、カツラをかぶっていたのでそれが落ちないようにゆっくりなのだそう。。。

「頭に本をのせているみたいだね。」

という、とっても想像しやすい身近な例を挙げてくれた子もいました。

ワルツは、1拍目が重みのある曲。
2拍目が重いとどうなる?3拍目が重いとどうなる?
体をつかって考えました。

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バッハとラヴェルのメヌエットを聴きました。
「下から上へ浮かび上がる感じだよ」

次にベートヴェンのメヌエットのピアノソロを聞きました。

みんな楽しそうに音楽に合わせて体を動かします。

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最後は、農民の曲。

「炎を囲んで、固い木の靴を打ち鳴らしながら、踊るんだよ。」と先生。
「収穫いっぱいできてよかったね。っていうパーティーでしょ?」

とまとめてくれた子がいました。

アフタースクール11号凄く納得しました!

グリーグの『ソナタ第3楽章』。

ノルウェーの曲だから冬が長くて、暗くて寒い。

空気がひんやりして、星がきらっとなった感じ・・・

もうみんな想像できるようになったかな?

~最後に、先生方からのメッセージ~

小林明子先生

「どんな音楽を聴くのにも通用することは、色々な場面を想像するときの自分の気持ちに気づくこと。」

今井彩子先生

「正解・不正解はないので自由な物語をつくって想像してください。」

ということでした。


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終わった後も、質問攻めでした!

最後までご覧頂き有難うございました。

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2011年5月10日 (火)

【音楽】サントリーホールの室内楽演奏会第2弾

こんばんは。

アフタースクール5号です。

夏のような暑い日々が続きますね!

本日は横浜市の小学校で、
3〜6年生を対象に
室内楽体験をしてまいりました。

先生になってくださったのは、
クラシックの聖地サントリーホールの室内楽アカデミーの皆様。

3月に実施したときはピアノとヴァイオリンの二重奏でしたが、
今回はピアノ、ヴィオラ、チェロ、ヴァイオリンの豪華ピアノ四重奏。

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プログラムも今回のために準備してくださいました!

ピアノは小澤さん、ヴィオラが髙橋さん、
チェロが加藤さん、ヴァイオリンが北見さん。

どなたも大変素敵な方々です!

4名の皆様が音楽室に登場し、
まず最初に『トレパーク』を演奏していただきました。

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こちらくるみ割り人形でおなじみ。

子どもたちも一斉に演奏に釘付けに。
あっという間にクラシックの世界へ誘われます。

これほど近くでクラシックの演奏を聴いたことはあまりないのでは?

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それから続いて『あし笛の踊り』。
こちらソフトバンクのCMで流れている曲。

目の前で演奏してくださると、
同じ曲でも迫力が全く違います。

誰もが聴いたことのある曲が流れると、
子どもたちもお互い顔を見合わせて笑顔に。

サントリーホールさんの室内楽演奏会は、
クラシックの曲を演奏するだけではなく、
途中で楽器に関しても説明してくださいます。

こちらはチェロの大きさを説明中。

ヴァイオリンやヴィオラと横並べにして、
チェロの大きさを目の前で実感。

先生の身長ほどの大きさで、運ぶのも大変ですね。
こちらは約10キロほどあるそう。
本当にお疲れさまです。

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こちらはヴァイオリンの弓。

先生が「これはなんて言うでしょう?」と問題を出す際に、
「この弓は・・・あ!!」とハプニングもありましたが、
弓をほどいてみると子どもたちも驚嘆。

一本に見えていたものがバラバラに。

馬のしっぽが約200本ほど集まっているそうです。
これには私もびっくり。

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次にはハイドンの『ディヴェルティメント』を演奏。

こちらの曲は、
ピアノ四重奏のために書いた曲だそう。

それから”ピッツィカート”と呼ばれる、
弓ではなく指で弦を弾く奏法を用いて、
『プリンクプランクプルンク』を演奏。

子どもたちからは「ギターみたいな音がする!」

弓で弾いていた時とは違い、
非常にかわいらしい音が響き渡ります。

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ここでみんなで手拍子タイム。曲の途中で「パン!パン!パン!」

子どもたちの心と演奏家の曲が一体化する瞬間。
ただひたすら聴くだけではなく、
こうして子どもたちも参加することで、
クラシック音楽を楽しんでます!

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最後は、
ブラームスの『ピアノ四重奏曲第3番』

厳つい顔をしておりますが、
昔はイケメンで恥ずかしがり屋でロマンチスト。

とてもロマンチックな曲を書く人だったとか。
ちょうど音楽室にもいらっしゃいました!

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この曲はブラームスの感情を表現した曲で、
いくつかの部分に分かれているそう。

それぞれのパートごとに演奏し、
先生方が内容の説明をしてくださいます。

憂鬱で落ち込んでいる部分、
ゆっくりで暗いイメージ。

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楽しかった昔のことを思い出している部分、
そうして力がみなぎってくる部分、
元気に激しく楽しそうなイメージ。

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現実を改めて見つめ、最終的に憂鬱の状態に戻ってしまう部分。
最初のようなゆっくりで暗いイメージで終了。

あっという間の1時間でした。

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最後に質問タイム。

「どうしてチェロは横がへこんでいるのですか?」

「弓がチェロに当たらないようにするため。
また昔は人間の体と同じように作られたため、
ここは腰上のくぼんだ部分にもなってます」

「皆さんはいつから楽器を始められたのですか?」

3歳から始めた方、5歳から始められた方、7歳から始められた方、
それぞれおりましたが、
始めた動機はテレビの影響であり、またご両親の影響。

始めた時期やきっかけやそれぞれですが、
その道を究めてこられた意志が本当に素晴らしいと思います。

最後に子どもたちにメッセージをいただきました!!

「今日参加してみてつまらなかった子も楽しかった子も、
ぜひその感情を大切にしてほしい」

放課後プログラムを実施する中で、
一生懸命になる子もいる一方で
はまることなく飽きてしまう子も時々いるのが事実です。

しかしそれでよいのです。

子どもたちは自分に正直に、
放課後プログラムに自分の意志で参加してもらいたい、
そしてその中で熱中できるものを1つでも見つけてほしい、
そう思っております。

終了後は先生方のもとに集まり、
「ヴァイオリンでどうなってるの?」
「これは何?」と
楽器を目の前にして先生方を質問攻めしていました。

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あさっては第3弾!またよろしくお願いいたします!

本日はありがとうございました!

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2011年5月 6日 (金)

松屋銀座の銀座誕生祭にておりがみ&マンガ

はじめまして。13号です!

GW最終日「こどもの日」。

このたび、私たちの活動が紹介された書籍である
「子どもたちの放課後を救え!」
の出版を記念し、松屋銀座さんにて、
プログラムの開催の機会をいただきました。

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松屋銀座さんは一昨年から職業体験というかたちで、
子どもたちに沢山の気づきを与えてくださいました。

そして今回も負けず劣らずのプログラムを
大成功させることができました。
松屋銀座さん、ありがとうございました。

最初のプログラムは「こいのぼりをつくろう!」。

先生はNHK教育テレビ「つくってあそぼ」の造形スタッフ、
いしかわまりこ先生です!

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初めに30センチ×30センチの大きな折り紙を使って、
それぞれ3色のこいのぼりをつくりました。

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みんなスイスイこいのぼりを作っていました。
先生からも「早いね~」とお褒めの言葉も。

そして次は2色のグラデーション折り紙をつかった
こいのぼりポシェットの作成です。

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グラデーションのある折り紙で何かをつくるのは
ほぼみんな初めてだったようです。
折り紙が登場したときには「おぉ~」という声も聞こえました。
実はこれ、事前に先生が手作りで用意してくださったもの。
ありがとうございます!!

こいのぼりのうろこを、ジャバラ折りで表現。
みんなこれには悪戦苦闘!

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そして頭とリボンをつけて、完成です!!
みんな出来あがって大満足してくれたようです。

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最後に、最初にみんなで3つずつつくったこいのぼりたちを集めて
ひとつの大きなこいのぼりにしました!

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難しいところもありましたが、
好きな色を使って自分でつくったこいのぼりポシェットを
嬉しそうに持って帰ってくれました。
いしかわ先生ありがとうございました!



そしてもうひとつのプログラムが、
「マンガキャラクターの書き方」のプログラムです。

講師はマンガ家の溝口涼子先生。
小学生に大人気の「オシャレ魔女ラブandベリー」や
現在「小学3年生」にて「Oh!マンガール」を連載中の先生です。

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最初は顔のバランスから。
どの位置に目を書くと赤ちゃんっぽく見えて、
どうすれば大人っぽく見える…
なんてことも教えていただきました!

教わった後は自分で描いてみます。

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みんな驚くべき集中力!
先生に積極的に質問をしている子もいました。
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その後、泣いた顔・笑った顔・怒った顔を書くポイントを
教えていただき、またみんなで描き描き…。
松屋銀座三の一角に、鉛筆の音が響き渡ります。
前に出て描いてくれる子も。

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最後はみんなで先生にサインをもらいに並んで、
今回のプログラムは終了しました。

90分の長丁場でしたが、みんな本当に真剣に
先生の話を聞いて、描いて、していました。
かわいい女の子をいっぱい描いて帰ってくれたので、
ぜひ今度はお家に帰って物語をつくってみてほしいですね!

また今回のこのマンガプログラム、
定員20名を2回行ったのですが、定員に達した後も
電話が鳴りやまぬほどのご応募をいただいたそうです。
感謝いたします!
そして溝口先生、ありがとうござました。

プログラムに参加された方も、されなかった方も、
今年のこどもの日、いかがお過ごしでしたか?

今後も放課後NPOアフタースクールは、
放課後の学校はもちろん、さまざまな場所で
子供たちにステキな時間を届けていきます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回参加していただいたみなさんも、ありがとうございました。


溝口先生のイラストで、しめます。

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かわいい!!!

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